猫とネコとふたつの本棚同居の工夫ウールを食べる  

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ウール生地などを食べちゃう

  

   

  

ウールサッキングと呼ばれる症状です。
異物食いというのか、布を食べるねこさんっていますよね(汗)。
圧倒的にシャム猫に多いのですけれど
(1950年代まではシャム猫特有の遺伝病とされていたくらいに)
バーミーズなどシャム以外の猫でも報告されています。
もちろん、血統書猫に限りません。
日本の猫の4分の1はシャムの血が混ざっているという話もあり
ふつうの日本猫(雑種猫)にもまれに見られます。

 

◆◆ウールサッキングの危険性◆◆ 

チュパチュパかわいい〜」

だけで済めばよいのですが、
時と場合によって、猫と対象物によって、命取りとなる場合だってあるんです!

 

以下、黒目がちな巻き毛様からの投稿です。深謝。

『タオルやフリースなんかを食べてしまうウールサッキングと呼ばれる行動ですが、
これをする猫にあたってしまうと大変です。
うちは布そのものではなく、先にも書いたフリース毛布の端のステッチを食べたのですが、
その他例えばユニクロのルームパンツのウエストの紐も好物です。
なのでこういった紐は全部抜いて捨てます。フリンジのついた布は買いません。
フリース毛布の端はしっかりミシンで縫ってあるかチェック。
ステッチでかがっている物はすべてほどいて捨てます。

この行動をするのは白黒猫のなるとのみ。
同胎の兄弟のうどんは全くしません。
因果関係があるのかはわかりませんが、なるとは別名「チュパチュパ大王」。
一日に何回も飼い主の二の腕や腰の無駄肉(これはされる度に微妙な気分になります…)を
フミフミしながら自分の手の甲をチュパチュパ吸います。
このウールサッキングの原因の一つが早い離乳だそうですね。
うちは生後1カ月位で親猫から離されたはずです。

まぁなるとは紐だけ気をつけていればいいのでまだ全然いいですが、
布そのものを食べる場合は本当に大変と思います。

ちなみになるとの腸閉塞は1回目に開腹手術で小腸に絡んだ紐を除去しました。
絡んだ部分は壊死していたのでその部分は切除。
手術後数日後にまた元気がなくなり再度病院へ。
町内にバクテリアが異常発生したので再度開腹し腸の洗浄。
この際の生存率は50%と言われました。
天を呪いましたよ。 なんでこんな事にって。
初めての猫なのに、こんな事注意できなかった、想定外だ。
でも私が悪いって。お陰さまで手術は成功しましたが、
しばらくは布の無いタイルか木だけの部屋に住みたいと思いました。

って事で何が書きたいって訳ではなかったのですが(おい)、
ウールサッキングはかように大変だって事だけ言いたかったのです。
ちなみになるとはいまだに紐が好物です。
この前は友人がうちに放置してたマスクのゴムの部分を食いやがりました。
この時も獣医に連れて行き、
「この長さだったら大丈夫だろう」
という事でパラフィン状の下剤を飲ませて数日後無事に排泄されましたが、
トイレにあったうんちを箸で分解し、
細切れになったゴムを新聞紙の上でつなぎ合わせて
「よし!全部出たっ!」
と歓喜した私のさわやかな朝は人様には見せられません。。。

あ、決して宣伝ではありませんが、
この件興味ある方は拙ブログ「しろとしろくろ」
カテゴリ【調子の悪い時もあるさ】とご覧ください。
猫喘息というレアケースに関しても記載があります(すすり泣) 』

2012.11.05.

   === 黒目がちな巻き毛様 ===

 

 

◆◆本格的なリフォーム例◆◆

ウールサッキングが止まらない愛猫のために、プロに頼んで
本格的なリフォームをされたTenzing様。

異食猫の為の本格的リフォーム  

 

 

◆◆猫本より◆◆

『猫に精神科医は必要か』 P.ネヴィル著、竹内和世・竹内啓訳、講談社
(→猫本「猫を知る=海外)より。

猫が繊維を食べる理由として
「いまのところ一番考えられる説明としては、おそらく猫の脳と消化系をコントロールする
神経との間がうまく働かないのではないかというものだ。ただ、中枢神経系(随意的意志決定をする)と
自律神経系(たとえば・・・消化コントロール)がどの程度かかわっているかについては、まだはっきりしていない。」
そうです。このウールサッキングには遺伝的要素が絡んでいるかもしれません。
一方、こうも書いています。
「個々のケースの治療にあたって私が最初に考えるのは、
猫が飼い主に愛着しすぎているため、たまたま飼い主がいなかったり、
要求にこたえてやれなかたりすると、そのストレスをさけるために繊維を食べる行動に
はしったのではないかということである」
猫の幼児時代に何か問題があった(早すぎる離乳など)、ストレス(引っ越しや新しい猫の出現など)、
ウールサッキングの理由は、遺伝だけによるものではないと著者は考えています。

異物食いをする猫のうち、
「調査では、93%がウールを食べ、65%が木綿、54%が合成繊維を食べていた」
異物が腸に詰まれば最悪死ぬこともありますから要注意です。

対処法としては
・ふだんの餌に加えてドライタイプのキャットフードをいつも食べられるようにおいておく
・軟骨のついた肉や消化しにくい筋を与えて食事に多くの時間をかけさせる
など。

 

 

『うちの猫が変だ!』ニコラス・ドッドマン著、池田雅之・伊藤茂訳、草思社
(→猫本「猫を知る=海外)より。

高繊維質の食事にかえると改善される場合があるそうです。
繊維質が多いタイプのドライフードを、常にお皿に入れておき、
猫が衝動にかられたとき布地よりずっと美味しいフードに目がいくようにするとよいとか。

獣医によっては、調理していない鶏肉が抜群の効果があると主張する人も。
鶏の骨は調理すると鋭く割けやすくなり、猫の喉や胃に刺さったら大変です。
与える場合は骨を完全に取り除いてくださいね。

ただし、猫のウールサッキング(ウール地を吸うこと)は、心理的な原因を持つ場合もあるので、
食事の改善だけでは止まらない場合もあります。

 

 

【注】
これらはいずれも本からの抜粋に過ぎません。
あまり長く書き出してしまうと著作権法違反になってしまいますので(汗)。
詳細はご面倒様でも本を手に入れて読んで下さいませ。

 

 

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