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猫を拾っちゃった!まっさきにすることは?

捨て猫や野良猫の子猫は、たいてい、ボロボロの状態です。 少しでも良い里親さまとのご縁を求めるなら、ちゃんと「嫁入り支度」してあげましょう。 

猫を保護したら、まずしたいこと。

猫を保護した場合、できればその足でまっすぐ獣医さんに行ってください。

特に、すでに家に愛猫がいる場合は、獣医さんに行くことをお奨めします。 もし万が一、ノミがいたり、病気の場合、愛猫に伝染したら困りますから。

とはいえ、いつも獣医さんにいけるとは限りませんよね。 その場合は、とりあえず自宅に連れて帰って世話をすることになると思います。

以下、年齢別に説明します。

  1. 赤ちゃん猫の場合(生後3週間以内)
  2. まだ幼い子猫の場合(生後4週間~3ヶ月以内)
  3. 中猫(生後4ヶ月以上)~大人猫の場合

子猫

(1)赤ちゃん猫の場合(生後3週間以内)

 【日齢おおよその目安】

  • へその緒がついている=生後3日以内
  • 目が開いていない=生後10日以内
  • 爪がひっこめられない=生後1ヶ月以内

*詳しくはこちらをどうぞ。
   同居の工夫子猫の成長表、ほか

猫アイコン まずは、暖かく保つこと!

赤ちゃん猫を保護した場合は、まず、保温です

赤ちゃん猫は自力ではうまく体温調節ができません。幼いほど、体温調節が下手です。 毛布やタオルに包むだけでは十分に体温が上がらない場合が多くあります。 湯たんぽやホッカイロなどを利用して、暖かく保ってあげましょう。 そのときは、熱すぎないようタオルに包むなど工夫し、低温火傷に注意してください。

猫アイコン 脱水症状に注意

保護子猫は、脱水症状を起こしている場合も多いです。たとえ保護時は大丈夫でも、幼い子猫は体が乾きやすいので、くれぐれも乾きすぎないよう、必要に応じ下加湿器なども用意してあげてください。

猫アイコン 人工哺乳

生後3~4週間までの赤ちゃん猫は、人工哺乳が必要です。 猫用ミルクを人肌に温めて、哺乳瓶やスポイト等で飲ませてあげましょう。

もし猫用ミルクが手に入らない場合は、とりあえずは少量のうすめた牛乳(ビフィズス菌入り)でも良いです。 牛乳は猫には良くないとされていますが(猫は乳糖を分解する酵素をもっていないため) 脱水症状を起こしてしまっては命にかかわります。そして、動物病院やペットショップの開店時間になり次第、猫ミルクを買いに走って下さい。猫ミルク以外は、あくまで死なせないための緊急処置にすぎません。

*人工哺乳の仕方はこちらのページをご覧ください
同居の工夫子猫の人工哺乳

赤ちゃん猫

猫アイコン 人工排泄

赤ちゃん猫は、排泄も自力ではできません。 ティッシュをぬるま湯で濡らして絞り、肛門の周辺を刺激してください。

イメージとしては、お母さん猫が肛門を舐める感じ。

チッコが出ればまあ安心です。ウンチの方は保護直後は出ない場合が多いです。出すほどのモノが体の中に残ってないから(涙)

また、まだミルクだけの赤ちゃん猫の場合、うんちが数日出ないことは珍しくありません。焦って肛門を刺激しすぎると傷をつける恐れがありますので、便秘の場合はのんびり待ってください。(下痢の場合はすぐに病院へ。)

食事と排泄ができれば、ひとまず安心です。ゆっくり寝させてあげてください。

赤ちゃん猫

猫アイコン 赤ちゃん猫なら、人間の手で捨てられた猫です

生後3週間以内の子猫が、自分から外に迷い出るということは、通常では考えられません。 また、野良猫のお母さんはきわめて用心深く、簡単に人目に付くような場所で出産や子育てはしません。

もし路上や公園に赤ちゃん猫がいたら、人間によって捨てられたと見間違いないでしょう。

赤ちゃん猫は、ひとりでは決して生きられません。 親猫か人間が世話しない限り、多くの子猫が、1晩で死んでしまいます。

もしそんな赤ちゃん猫を見かけたら、翌朝まで迷っている余裕はないのです。 どうか保護してあげてください。

 

(2)まだ幼い子猫の場合(生後4週間~3ヶ月以内)

ほとんどの子猫が飢えています。

まずご飯をあげてください。幼い子はカリカリよりウェットフード(猫缶やパウチ)の方が食べやすいでしょう。鳴きすぎて脱水気味な子が多いことからも、一番最初の食事はウェットフードで栄養と水分補充を同時に行うのがよいかと思います。

捨て猫の多くが、この年齢です。 ちょろちょろと動き回れるようになり、固形物(離乳食)も口にしはじめるので 心無い人は「もう自活できるだろう」とでも思うのでしょうか、 しばしば兄弟そろって捨てられていたりします。

が、まだまだ子猫です。生後3ヶ月にまで成長してたとしても、人間で言えば やっと幼稚園にあがれるかどうかって幼さです。

園児が、絶海の孤島で、自力で生き延びられるでしょうか?

子猫だって、生後1~3ヶ月の幼さでは、餓えて苦しんで死ぬだけです。 どうかどうか、保護してあげてください。

*子猫のおおよその週齢はこちらをご参照ください。
   同居の工夫子猫の成長表、ほか

 

(3)中猫(生後4ヶ月以上)~大人猫の場合

食べるものをあげて落ち着かせること、それから なるべく早く動物病院へ連れて行って一度よく診てもらうことは同じですが、 ある程度以上の年齢に達している猫の場合、捨てられたのではなく、 迷子という可能性もあります。

迷子猫が疑われる場合でも、もし衰弱などの症状がみられるなら、 どうかご自宅に連れて帰って、治療や食料の世話をしてあげて欲しいと思います。 完全室内飼いの猫が間違って外に出て迷子になった場合、 車の避け方ひとつ知りません。 たとえ体は一人前の大人猫でも、迷子猫は、大変危険な状態にあるのです。

自宅に安全に保護してから、あらためて飼い主さんを探してあげてください。 よい飼い主であれば、必ず必死に探しているはずです。

子猫

 

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