同居の工夫:猫と暮らす知恵

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ウールサッキングを通り越して

2012年の秋に地元ボランティアさんから引き取った元捨て子猫のTitto。生後3ヶ月が過ぎた頃、異食症を発症。

カーテン、絨毯などの布製品だけに留まらず、ビニール、コード、紙類など、歯を貫通させられるものは何でも口の中に入れてしまうようになりました。

そのTittoも間もなく1才になりますが、これまで苦味スプレー、猫草、食べ応えのあるフード、水鉄砲などなど、おおよそウールサッキング・異食対策として各所で紹介されている対処法を試しましたが、まったく治りませんでした。

そんな異食症の猫のため、腹を決め家じゅうのリフォームを開始。

いろいろ試行錯誤を繰り返しましたが、実用化にいたらなかったり、壊されたり突破されたりアイデアすら浮かばなかったり・・

結局、不器用なわが家ではプロに頼むのが一番の近道だと思い、近所の工務店さんとガラス屋さんへ依頼、リフォームした結果をレポートさせて頂きます。

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その1:中からは見やすく、外からは見えにくい:黒銀網戸の効果

黒(←内側)銀(←外側)網戸とは、黒い内側からは外がよく見え、銀色の外側からは光が反射して見えにくいという目隠し効果をもった網戸です。

まさに窓の外を見るのが好きな猫族にとっては最適アイテム!!だと思い、家じゅうの網戸を全部この網戸にしました。

網戸の張替えが近所のホムセンで1500円なのですが、わが家ではガラス交換のついでにすべてガラス屋さんで材料用意から張り替えまでやって頂いたので、材料費不明なのですが、ホムセンや通販などの安いところでは、91cm×200cm2~3千円ぐらいから売っているようです。

↓写真は「中からは見やすく、外からは見えにくい黒銀網戸」の昼間外側から見た黒銀網戸(上)と、 夜間外側から見た様子(下)です。

猫対策

猫対策

見えます。

昼間は確かに、角度よっては反射して見えづらいですがフルチンでは歩けないレベル。夜は丸見えです。夜間、外側から撮影。 よく見ると網の目が写っていますが、それにしても丸見え。

カーテンが吊るせるお家なら、耐久性のあるペットディフェンス等のペット用網戸のほうが良さげです。

補助的な目隠しってことで・・。スリガラスなどと組み合わせるとレースカーテンよりは目隠し効果があります。ですので、外からの目隠し用に王子部屋のはめ込み窓(開閉できない飾り窓)にもこの網戸を取り付けました。

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その2:内窓の効果

カーテンがわりにスリガラスを入れた内窓、 「プラメイクE」(テレビのCMで冬の日に猫が窓の横で寝そべっているアレの類似品)もようやく設置。心なしかクーラーの効きが良いような気がします。

猫対策

内窓の写真です。お隣のお家が写っている部分にモザイク入れました。モザイクっていうだけでなんだか猥褻物に見える不思議。

出窓部分奥行きが7cmほど狭くなりましたが断熱効果は高そうです。内窓のすりガラス+表の黒銀網戸で室内の様子は外から、ほとんど見えなくなったので目隠し効果もバッチシです。

ホムセンなどで自分で作るポリカの内窓セットが3~4万円ほどで売られていますが、それと価格が変わらないプロ設置の内窓もあります。でもポリカは高価で、ガラスの方がずっと安く、また窓が大きくなればなるほどポリカはたわむのでオススメしません、とのことでガラスにしました。ただ、サッシはアルミかと思いきやプラスチックでした。この辺、価格相応というところでしょうか。

出窓は異食王子Tittoのお気に入りの場所のひとつなので、これでようやく夏冬とも多少は快適に過ごさせてあげることが出来るかと思います。

内窓にはめる窓ガラスも、外を眺めることが好きな猫族のためには、透明なものが良いかと思ったのですが、断熱効果だけでなく、カーテンがわりとしての目的もあったのでスリガラスにしました。透明ガラスもスリガラスも価格は同じメーカーさんが多いようです。何より、王子のようななんでも口に入れてしまう子がいる、カーテンが吊るせないお家の強い味方だと思いました。

布製品が一切置けないというのは本当にツライ!

アイデアも浮かばず苦しむ人がいっぱいいると思いますし、異食が原因で手放される猫もいっぱいいると聞きます。アメリカあたりだと「異食は絶対に治らない」として薬漬けか、速攻で安楽死を勧められるそうです。

だけど、異食をその猫の個性だと受け取って、ずっと一緒に過ごすことは可能だということを言いたくて、具体案と共にこちらの掲示板にも投稿させていただいています。

猫

Tittoと暮らしていくにあたり、何をしても懐かず飼い主に攻撃しまくる猫と、性格の良い異食猫どっちが良いかと考えたら、異食猫のほうがずっと良いねと家族とも話し合いました。実際、色んなものを食べてしまいますが、Tittoはとても良い猫です。生後3日で段ボールに入れられ捨てられていたとは思えないほど性格ハンサムです。

そんなTittoをこれからもよろしくお願いします。

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その3:猫ブロック用シェルフ

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↑上の写真は珍しく自作(私は設計だけで作ったのは友人・・)の猫ブロック用シェルフです。王子がシュレッダーの上に乗ろうとするので急遽製作しました。

見た目はアレですが、ここまで頑丈に作ると猫が上に乗っても大丈夫!もちろん食べられません。

カラーボックスを置こうかとも考えましたが、日が差さなくなるのでこの形状になりました。が、ここに内窓付けたら置けなくなりました・・。

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その4:カーテンがわりのパネルドア

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こっちの写真はカーテンがわりのパネルドアです。アコーディオンカーテのようなもので、通販で5千円ほど。

これは自分で取り付けました。電動ドライバーで天部に付属レールを取り付け、そこに通すだけなので設置が簡単です。しかし、ドリルを使い慣れていないと、この↓写真のような失敗も多少発生します・・。

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難点は冬は窓辺の結露がスゴイ(カーテンのように湿気を吸ってくれない)のと、重いのと、閉めると暗いのと・・

しかしカーテン屋に聞くと全面アクリルパネルのドアはないのだそうです。カーテン屋も猫を飼うべきだとこのとき思いました。

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その5:これが我が家のペットテラス!

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ようやくニャングルジム((c)旭化成ヘーベルハウス)のようなニャンともワンだふるなペットテラスが完成しました!(写真)

思えば、始まりはこのヘーベルハウスのカタログでした。旭化成にニャングルジムくださいと連絡したら、
「これは注文住宅用のものなのでリフォームではやってません(^^)」

じゃ、じゃあ近所の工務店のおっちゃんに聞いてやる!とダメもとで尋ねたら
「こんなんすぐ出来ますよ(サッシ屋が)。」

というわけで見積もり依頼。これが恐怖の7ケタ猫リフォームへの入り口でした・・。

関西では、サンルームは灼熱地獄になるし、うちの土地も狭いということで、 ウッドデッキにポリカ屋根を付け、それをフェンスとポリカで囲んでもらうよう依頼しました。つまり、サンルームとペットテラス兼用。

  • 全面フェンスにすると雨が入りまくるので、上半分をポリカにして雨よけに。このポリカ部分を開閉式にすれば良かったと工務店の人が完成後に仰いましたが、今のところ開ける用事はないです。
  • 下半分はフェンスで、寝そべれば風が通り抜けますが、立つと上半身が暑いです(笑)。
  • フェンスが5cm幅で広すぎるため、少しずらして2枚重ねにしてもらいました。
  • 色つきポリカは室内がとても暗くなったため透明のものに変更(屋根だけ色つき)。
  • 一面が扉になっていますので庭に出入りできます。ラッチ付きなのでそこに南京錠を付ければ防犯面も少し安心。
  • 物干し竿フックも付けてもらったのでサンルームも兼ねています。
  • 何よりフェンス部が網戸付き(張替えも可能)ですので、ここで寝転んでいても蚊に食われることがありません。隙間もホムセンで買ったモヘアテープで塞ぎました。ランタンやマットを持ち込んで星空を見ながら猫たちとのキャンプ気分が味わえます。
    これが最高です!
    だって、布団を食べられることなく、小一時間ほどの昼寝ですが、ようやくTittoと一緒に眠れたんです!それだけでも作って良かったと思えます!目が覚めたら敷布団がわりに敷いていた段ボール食ってたけど! (号泣)

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その6:脱走しないで格子ドア

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DIYでワイヤーネットを組み合わせて(友人が)作った簡易扉を突っ張り棒で付けていたのですが、王子のパワフル体当たりであっけなく倒壊したため工務店に依頼。

建具屋さんだともっとキレイに作ってくれるみたいですが(そのかわり割高)、見た目はどうでも良いので大工さんに頼みました。

それでも階段転落防止柵と合わせて7万円ほどです。

この扉の奥が異食王子Tittoのお部屋。開けると光の速さで老犬用布製品だらけの階下へ行こうとするので2重扉は便利です。

また、部屋のドアを開け放して風を通せるよう、格子状に。

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その7:転落しないで防止柵

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アルミは柔らかく、ステンレスは高額、木が一番オススメとのことで木製格子シリーズ第2弾。

見た目がなんだか和風のオシャレな家になりました。ちょっと見切れてしまっていますが写真左上の梁の出っ張りまでキッチリ塞いでくれています。

欄間のところを猫の形の透かし彫りにしてと工務店さんに言ったら笑われて相手にされませんでした。結構本気で言ったのに・・。

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その8:同居の工夫~室内に室外の風よ吹け~

カーテンが吊るせません。猫に食べられるから。

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何がそんなに美味いのか、なんでそんなに腹が減るのか。

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カーテンが吊るせないので、紫外線カットと目隠しを兼ねて窓フィルムを貼り付けましたが、剥がされて食われました。何がそんなに美味いのk(以下略

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Tittoは何度もいろんなモノを食べました。

始まりは布類、それがすべて撤去されれば次に紙類、次にビニールやゴム、プラスチック類…歯が貫通するものは何でも口に入れてしまい、とうとう金属と木ばかりの部屋になった今、一生懸命「Ecoいち 宮大工さんのキャットタワー」と爪とぎ段ボールをかじってます。しかし、ありがたいことに、今まで全てウンPや嘔吐で排出しており、大事に至ったことがありません。こればかりは本当に奇跡で、運が良かっただけだと思っています。

そして冬になって気づいてしまいました。カーテンのない部屋ってものすごく寒いのです。暖房を入れると結露もスゴイのです。

そこで調べた結果、二重窓にすれば良いらしいとのことで、近所の工務店に問い合わせ。しかしそこの工務店の返事が

「変形出窓に二重窓を付けると出窓部分が潰れるが良いか?」というもの。

多くの猫ちゃんが出窓好きなように、わが家の猫様たちも一番気に入っている場所が出窓です。それがなくなるのは不本意なので、ガラス屋さんにも聞いてみると

「真空ガラスにすればガラス窓交換するだけで断熱性UPできますよ。」とのこと。

「じゃあTitto部屋の窓ガラス全部それにして」

と気軽に頼んで届いた見積り、20万円オーバー。恐るべしスペーシア!!

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しかし背に腹は代えられぬが布をガラスには代えられる!ということで、ここは清水の舞台から飛び降りました。真空ガラスにして、屋外用目隠しフィルムを貼れば完璧!

…と思っていたらここで思わぬ落とし穴が!!

そう、この真空ガラス、屋外用目隠しフィルムが使えません。フィルムが高温になることで真空部も熱が上がっていき、ガラスが割れてしまう恐れがあるのだそうです。この軟弱者!それでも高級ガラスですか!!と言いたいところですが、そういう作りなので諦めるしかないのです。

そんなに目隠ししたいなら、出窓用ルーバーを取り付けては?という案も出されましたが猫様たちが外を見られなくなるので却下。

そこでこの出窓も黒銀マジックネットの網戸を取り付けることにしました。季節はすでに夏になっていました。

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さあ、真空ガラスの実力とやらを見せてもらおうか!とばかりに、日中はクーラーを29度で入れておき、午後9時にクーラーを切り、午前5時に室温チェック。29度のままです。正確には真空ガラスだけではなく、ベランダ側の窓には先述の「その4」でご紹介したパネルドアを付けてあります。これ1回では偶然かもしれません。

もう一度7月の蒸し暑い日に同じように設定しました。同じです。クーラー入っているときと同じぐらいヒンヤリとしています。真空ガラスではない人間用寝室なんてクーラー切った1時間後には汗だくで目が覚めるというのに、これは素晴らしいです。

こうしてTittoとゆずり葉の部屋は、エコな快適ルームとなったのでした。

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その9:同居の工夫~室内に室外の風よ吹け~

Tittoたちの部屋に転落防止柵が欲しい!

というわけで、こちらでいろんな脱走防止柵をご披露されていますが、そこは異食猫Titto様、突っ張り棒の両端のキャップとか結束バンドとか、プラ段までも嗜んでしまう上、突っ張り棒+ワイヤーネットは何度も体当たり(投獄された囚人のように両手で出せ!出しやがれ!!と激しく揺らす)して外してしまった前科があるので、やはりプロにお任せしてみました。

ガラス屋さんが考えてくださったオリジナル作品です。

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防犯用のアルミ面格子の四隅にステンレスラッチを付け、そのラッチも何かの拍子で開閉しないように、ラッチの後ろをビス留めしてあります。それを出窓に取り付けた凹にはめれば完成。

ラッチなので人間は簡単に取り外せます。猫たちの万が一の転落が怖くていつも窓を締め切っていたのですが、これでようやく窓を開けてあげることができます。

 

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少しでも同じような問題で悩める方たちと猫たちのお役に立てれば幸いです。また、DIYが苦手な飼い主さんたちへ、費用などの参考にでもなればと思います。

ウールサッカーズ合言葉は
「十猫十色(じゅうニャンといろ)、  異食(いしょく)もそのうちの一色(いっしょく)だ! 猫リフォーム大作戦」
です。ダジャレです。すみません。

 

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↑猫様仕様のリフォームで「ばんざ~い」と飛び上がって喜ぶ猫さん達

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