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災害に備える:阪神淡路大震災体験者より

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阪神淡路大震災 体験談

同行避難は、実際問題として、難しい・・・

災害時の動物達のことを単刀直入に言うと、猫は見捨てざるを得なくなるかもしれません。 私は家が無事でしたが、倒壊したり全焼すると、もう自分の居る場所が無いからです。

避難所に動物を持ち込むなどもってのほか!、避難所は人間の為に有って動物の為に有るんじゃないんです。 だから犬を連れてみんな寒空に外にいましたし、車の中で寝起きをしている人もいました。

震災から2~3日はお互いに被災者意識がありますが、その後は人間の勝手が出てきて揉めますね。 当たり前と言えば当たり前ですが・・・

その時には一番にペット問題が出ます、臭い!汚い!五月蝿い!・・・糞尿の臭い猫は連れて行けないです、それに犬のように聞き分けないですから・・・

うちは鉄筋の12階建てでそこの7階なんですが、すぐにボ-ルを廊下に置いて傾いているか見ました。家の傾きを見るのは、ボ-ルを平面に置いて転がるかどうか見るんです。(あとでその話をしたら、えらく冷静だったんだ!と驚かれました、なんで?)

とりあえずは建物が無事だったので、猫たちは家に残し避難所に行きました。猫たちは怯えてしまって、引っ張り出そうにも凄い抵抗をして出せなかったんですよ。

災害時、猫は隠れてしまう

震災直後に廊下に来ると血だらけ!、誰かが死んだかもしれない!と思いました。娘達に猫を探させて、1匹ずつ確認させて数を数えたんです。(その時はまだ7匹でした、今の半分!)そこでやっとサビ猫のごまが肉球を切っていて、血が出ているのに逃げ回ったのであちこち血だらけになったんだと解り、本当にホッとしましたね~

とにかく猫たちは怯えてしまい、普段仲が悪い子達も一塊になって押入れにいました。押入れから出そうとしても、出入り口に来ると暴れまわって、とてもじゃないですが出せませんでした。家が無事だし怯えているのでそのままの方がいいと思いましたね、結局1週間は出てきませんでした。

こうやって猫は暗くて狭い所に逃げ込みます。実家は全焼でしたが、白猫のチビはどうも怖くて3階の仕事場に篭ったようです。いつもそこにいたので、結局は火に巻かれたのでしょう・・・

災害時のフードについて

猫の餌は本当に1か月分くらい備蓄している方がいいですよ。

人間のご飯も中々手に入らないのに、誰も動物のことなんか心配してくれません。 窮余の一策として、配られるお弁当のご飯を取り、配られる猫が食べれそうなものを混ぜてやってやりました。 そうそう、シラスを配っていた時に、うちの娘二人は両手で掴めるだけ掴んで貰って来ましたよ。 猫の餌に出来るって!、やっぱり私の娘でしたわ(爆) お弁当の残りを貰い、おかずやご飯を混ぜてやったりして、外の子にも配りました。

でも阪神大震災はごく小さな地域で起きた地震です、それに何より神戸という大都会で起きたので、救援が早くて多かったから物資は比較的早く来ました。 フ-ドも2週間もすれば、学校などの大きな避難所には来ていましたが、・・・

これが今回の中越地震(2004年10月23日~)ではどうでしょうか?

大都会なら犬猫を買う意識が違うし数も多い、少し生活が落ち着くと当然動物の餌を!と言う声が上がりますね? 今回は?、多分田舎の人たちは牛のことは言っても、犬や猫の子とは気にもしないことでしょう。 それに範囲が広すぎて配りようが無い・・・

地震でも水害でも、とにかく自分を守ることすら難しいので、動物まで手も気も回らないのが現実です。 幸いなことに私は家が無事で娘達も親も無事でしたが、20歳の娘さんが亡くなった友人は、悲しみしかなくて何も目に入っていませんでした。 そんなもんです、劇的な悲劇が襲うと人は何も見えなくなる・・・仕方が無いですね。

中越地震で思ったこと

今回の地震(中越地震、2004年10月23日~)で思ったこと・・・

私なら多分居残ると思いますね。今回は田舎が多かったので、自給自足が出来ると暮らせますし、何とか凌いでいると道路が繋がり動けるようになります。私はベランダでブロックを組んで火を焚いてやろうか!、と思ったんですよ。 それはどうせ怒られるから出来ないな・・・と娘たちと笑ったもんです。

トイレの水はすぐに近くを流れている川に汲みに行かしました、高層住宅なので断水用にポリタンクを置いていたんです。 それを持って娘達は何度も川へ往復していました、文明生活を継続しようとすると働かねば! でも不思議だったのは、川で水を汲んでいるのはうちだけ・・・何で誰も気がつかないんだろう?とちょっとビックリしました。 そして簡易トイレが汚いだの、さっさと水を出せだのと言って騒いでいました。 ったく!人間って奴は!

サバイバル知識が役に立つ!

災害時にはなんと言ってもサバイバルの知識です。

幸いなことに私は田舎の生活を知っています、実家が商売をしていたので、休みになると母の実家に預けられていましたから。 今はすっかり文明的になっていますが、それもつい最近でそれまでは何でも工夫と労働でした。

従姉妹の中で一番上なので田んぼも畑も手伝ってたんですよ、鎌を持って草刈も。 そして遊び場は山や木登りや川や田んぼ・・・かなりの野生児です! しかし当時の経験が役に立ち、木を組み合わせて火も起こせるし・・・野草も解るし魚釣りも出来る・・・

いやいや(笑、阪神大震災では必要なかったんですが、今回のような場所に住んでいればきっと居残ったでしょうね、田舎の生活は大好きですから。

都会に住んでいる人は災害に弱いです、そして災害に対して危機感が無い!と思います。 都会だから誰か助けに来てくれるだろう・・・という甘さがあるようですね。

キャリーか、ケージか

本当に災害に対して対策を立てておかないと、猫を助けることは出来ないですよ。 連れて逃げるのも徒歩、キャリ-を両手に持ってリュックに1匹入れて、一人でたかだか3~4匹しか連れられません。 自分の身の回り用品も持てないですね、どうしようもない・・・

掲示板に書きましたが、もし道が通れるのなら多頭だったらケ-ジがいいかもしれません。 キャスタ-が付いているので動かせますから・・・ただし、持ち出せて組み立てれるといことが条件ですが・・・

今のケ-ジは簡単に組み立てれるので、数が多いなら数個持っていると便利です。 庭が有ればそこに置けますし、公園などにも置けます。 ケ-ジを置ければ数個を組み合わせて、ケ-ジ間を行き来できるようにすれば広くなるしね。

あ・・・書いていたらとっても長い文章になってしまいました! すみません! どうぞこれから大きな災害など起きませんように・・・神頼みしかないのが哀しいですね。

 

フードの備蓄はたっぷりと

 

動物たちのフ-ドはかなりの量の備蓄をしないと、大きな災害の時には動物の物資までは来ません。

私も阪神大震災の時には、仕事の帰りに買いに行こうと思っていたのでほとんどありませんでした。 幸いに近所のホ-ムセンタ-が午後から開けたので、人間のものは後回しにしてフ-ドや猫砂を買ってきました。

動物たちのフ-ドが届きだしたのは、震災後2週間も経ったころでしょうか。 メ-カ-からの寄付のようで一杯積んで有りましたよ。

フ-ドが切れると、お弁当の残りのご飯に配給などのシラスや鰹節、またお弁当についていた魚などをまぶしてやっていました。 震災後1週間ほどは外の子にやる余裕も無く、フ-ドの備蓄は絶対必要と実感しました。 ただしこれは家が無事と言う前提ですが・・・

我が家では今では常時フ-ドは50キロ100キロ単位で有ります。 (外のこの分も含めてですが)

長期の避難には猫は連れて行けません。 避難所は思う以上に過密なので、人間でさえ手足を充分に伸ばせないのです。 家が燃えなかったら、瓦礫の中に小屋を作ったり、ケ-ジを置いてやって入れる方がいいかもしれません。 犬と違って猫は知らない人の中で居れないので難しいんです。

うちも多頭なので組み立てのケ-ジを幾つか用意していますが・・・ その中で猫たちが長期に居れるかどうかが問題ですね。

災害時は、本当に大変なんです・・・

一番の問題は、震災時に怯えてしまった猫たちを探す余裕が有るかどうかです。

震度7だったので、とてもじゃないが立てない! 寝ていても起き上がれない!、

そしてそのあとは家中足の踏み場も無いので、すぐには捜せませんでした。 結局はみんな固まって押入れに飛び込んでいたのですが・・・

ちょっと気が滅入るような話ですみません。 でも実際には本当に大変なんです。 少し離れた場所に、猫たちをすぐに避難させれる知り合い・親戚を作っているのが一番いいと思います。 そこまで行くのは大変ですが・・・

copyright of this chapter ©2004 pepe all rights reserved

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