同居の工夫:猫と暮らす知恵

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新しい猫を迎える:私のやり方

相性の問題?猫たちの仲が悪くて・・と嘆かないで済むように、あたらしい猫の迎え方と、その注意点です。

書物等では、「猫は単独生活の動物です」と必ず書いてあります。が、イエネコは、家畜化される過程に置いて、多くの性質を失い、あるいは弱体化させ、あるいは強化させました。なわばり本能が弱まる一方で、依存心が増大し、いつまでも子猫のような気持ちを残すようになりました。

現在のイエネコ達は、多頭飼いができる動物となっています。うちにも現在7ニャンいますが(注:2003年当時)、全員が仲良しで喧嘩はしません。大きな猫団子を作って楽しく同居しています。

1)新入り猫を別室に完全隔離する

隔離しても、狭い家のこと、新入り猫の存在は先住猫達に当然わかります。先住猫達が新入り猫の存在に馴れるまで、何日でも隔離を続けます。 戸を開けたときに脱走・侵入されないよう、通常はさらにケージに入れておきます。

2)ケージ越しに対面させる

新入り猫の存在に先住猫が馴れてきたと思ったら、新入り猫をケージにいれて、先住猫達が自由に出入りできる部屋へうつします。

このとき大切なのは、先住猫はいつでも他の場所へ逃げられるということです。つまり、先住猫にとって「安全で安心できる場所」が残っている状態です。先住猫が「縄張りをすっかり乗っ取られた」と感じるのは避けるべきだと思います。新入り猫がいつの間にか「縄張り内の住民」となるまで気長にケージ生活を続けさせます。

なお、うちの猫達は子猫の受け入れは馴れていますので、新入り猫が生後半年以内の子猫の場合は、この2)からスタートします。

3)両者とも馴れてきたら、短時間ケージから出す

様子を見ながら次第に時間を伸ばします。

このとき、もし喧嘩になりそうになったら、新入りの方を捕まえてケージにもどします。先住猫は叱りません。

先住猫が大人猫で、新入り猫が子猫の場合、通常子猫は恐いもの知らずで好奇心旺盛、大人猫を追いかけ回し、大人猫が怯えてしまうことがしばしばあります。大人猫しか登れない高さに、安全な場所を作ってあげるのも一つの手です。

★個体差はありますが、この状態に進むまでに、早くて1週間はかかると見てください。月単位の日数がかかることもあります。1週間以内にここまでこられたら、かなり相性がよい猫達ではないでしょうか。

4)完全に仲良しになるまで、夜は新入り猫は寝室に入れない

「夜はママを独占できる」という安心感があれば先住猫の気持ちも随分落ち着くように思えます。

5)なにごとも先住猫優先

新入り猫がどれほど可愛くても、先住猫の方をよりかわいがるように。新入り猫は放っておく位の気持ちで良いでしょう。先住猫が決して何一つ「奪われた」「侵害された」と思わないように努力すること。

6)仲良くしていたら、褒めまくる

一緒にいると楽しいと思わせるように。おやつをあげたり、一緒に遊んであげたりも良いでしょう。

7)どの猫もなるべく子猫の気分を維持させるように気を使う

本来猫が集団生活をするのは子猫の時だけ。できるだけ甘えさせ、遊んでやり、忙しくても頻繁に声をかけ、何か言ってきたら必ず返事してあげる。そうやって、いつまでも子猫の気分を残すように接します。「人間と猫達」ではなく、「お母さん猫と子猫達」にしてしまうのです。

ただし、かまうのは猫の方が求めてきた時に。猫が満足したら止める。猫の気持ちを無視した構い過ぎは、かえってストレスとなります。

8)必ず避妊・去勢手術を!

雄雌がどのような組み合わせであろうと、平和に多頭飼いするなら手術しておくに限ります。

未去勢の雄同士がずっと仲良く暮らせることはめったに無いと思って良いようです。たとえ平時は仲良くても、ある日突然血だらけの大げんかを始める可能性があります。これは雄の本能なのだから仕方ありません。

雌同士とて油断大敵。雄同士より難しい場合も多々あります。縄張り意識は未手術の個体の方が強いですし、シーズン中は精神不安定になります。

雄と雌を未手術で放置していたらどうなるかは説明するまでもありませんよね。⇒多頭飼育崩壊猫算物語

その点、手術済みの猫はいつまでも子猫気分ですから、集団生活が格段にしやすくなります。多頭飼育崩壊も防げます。

9)あとは、猫同士の関係は基本的に猫同士に任せる、ということでしょうか

とっくみあいのプロレスをしても黙ってみている。怪我を負いそうな時は、叱るのではなく、おやつや猫じゃらし、マタタビなどで気をそらします。

「一緒にいたら叱られた=不快感」ではなく、
「一緒にいたらオヤツをもらえたり、遊んでもらえた=快感」と覚えさせるのです。

上記はあくまで私のやりかたです。状況に応じそれぞれ工夫してください。

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猫は多頭飼いの方が楽

その猫が今までどのような環境で育ったかにより、仲良くなるまでにかかる時間は大きく左右されます。猫同士の相性というものもあります。 子猫同士なら半日ですっかり仲良しになってしまうかもしれません。大人猫同士の場合は数ヶ月単位、時には年単位で気長に見守ってあげてください。

ネコが見知らぬネコを見たとき、どんなに大人しい優しいネコでも最初は「フーッ」「シャーッ」と唸り、興奮します。興奮するのが普通の反応です。もし、見知らぬネコが自分の縄張り内にはいってきても、一言も唸らないネコがいたら、その方がよっぽど異常だと考えてください。

また、本気で怒って(怯えて)いるネコに手を出したら、本気で噛まれたり引っかかれたりします。どれほど大人しい馴れているネコであろうと、喧嘩中のネコに触れば人は必ず血を見ます。本気で喧嘩を売っていると思える場合は、決してネコの体に触らないように気を付けてください。 猫や人が怪我をすることを防ぐためにも、初対面は必ずケージ越し、または、ガラス越しで会わせることをお薦めします。

ボランティアさんのネコなどで、新入りネコを受け入れ慣れているネコならともかく、ふつうは初対面の時は先住猫は興奮し、あるいは怒り、あるいは怯えるのです。先住猫が興奮したのを見てびっくりし、1日で新入り猫を返してしまう (または元いた場所に捨ててしまう)飼い主さんが少なからずいるようですけれど、それは猫について誤解している、または、会わせ方の段階を間違えているケースが多いのだと思います。

猫は、人語はわかりません。「お友達を連れてきた」といっても理解できないのです。

わかるのは、ある日突然、見知らぬ敵が自分の縄張り内にあらわれた、ということだけ。

猫さんの視線に立ち、猫さんの立場を考え、猫さんの気持ちになって、段階を踏みながら、徐々に馴らしていってください。

それから、ネコの場合、血を見るような喧嘩さえしなければ、それで十分だと見なして良いのではないかと思います。お互いに距離を保っていることを気に病んで 「うちの猫達は仲が悪い」と、拙掲示板にもよく相談されますが、猫団子になって一緒に寝なくても、喧嘩しないなら良いではないですか。人間が神経質になりすぎるのは猫にも良い影響を与えません。

実際に私が多頭飼いして感じたことは、 猫は多頭飼いの方が楽!! ということです。

1ニャンより2ニャンの方が飼いやすいと思います。お互いがよい遊び相手になってくれるし、爪や牙の使い方を学習してくれるから噛み癖に悩まされない、留守番させる時も気が楽です。2ニャンいれば楽しさは倍、手間は半分、って感じです。食費やワクチン代は二倍になりますが、猫の多頭飼いは、メリットの方が多いと思いました。

日本のペットショップ・ブリーダーは、生後2ヶ月以内に犬猫を顧客に売ってしまうことを“常識”としています。のために子犬・子猫達は、離乳食が食べられるようになるや否や、親犬・親猫から引き離され、展示販売されます。そのような子犬・子猫には、当然ながら、社会教育や躾はまったくなされていません。そのことをよく認識して、長い目で見てあげて下さい。社会教育できるかどうか不安な方は、信頼できるボランティアさんのお宅などで、他の猫達と一緒に過ごした猫さんを迎えて下さい。ただし、もし先住猫さんが子猫の扱いに慣れた猫さんなら、幼い子猫の方が受け入れやすいかもしれません。

参考サイト

  1. 探偵ファイル > ペットブームの陰にその3 売れ残った犬猫は、どこにいくのか?(探偵ニュース2003年3月) *ブラウザによっては文字化けするようですが、1~2回更新すると読めるようです。
  2. 追跡!ペットビジネスの闇 (NHK クローズアップ現代 No.3811 2016年5月26日(木)放送)

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フラワーバッチレメディやアロマセラピーなど

フラワーバッチレメディやアロマセラピーを導入することにより、猫がリラックスして新入り猫を受け入れやすくなる場合があります。猫のレメディについて無料で相談に乗ってくれるHPもあります。化学薬品のような即効性はないかもしれませんが、少しでも猫達が快適にすごせるなら、試してみる価値はあると思います。

また、長期にわたって使うことをお考えの場合は、基礎知識をしっかりと身に着けることが大切。ペットカウンセラーのプロになる必要はありませんが、偏りのない知識を得るためには、学校や通信教育の活用も良いかもしれません。

* こんな講座を実施しているショップもありますので、ご参考までに。 (あくまで一例です。下記講座を私は受けていませんので、良いかどうかはわかりません)

GREEN DOG ホリスティックケア・カウンセラー養成講座

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猫本より

さまざまな書物に、どうすれば猫同士を仲良くさせられるか、色々と書いてあります。 それだけ猫同士の仲の悪さに悩む人も多いと言うことでしょう。

拙サイト内「猫同士を仲良くさせるには:猫本より」のページもぜひご覧下さい。

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うちの猫達の事例

↓うちの7ニャンはこの通りです。巨大猫団子となって寝ています。起きている時はプロレスごっこや追いかけっこで大騒ぎもしますが、寝るときがこれなら十分に仲良しと言えるでしょう。 

猫団子

↓この後、さらに1ニャン増えて総勢8ニャンとなりましたが(2004年11月、新入りは左下の黒白猫です)大人猫達が団体行動になれていたせいか、問題ありませんでした。

猫団子

↓しかし、いくら仲がよいとはいえ、ここまでカタマリになる必要があるのか? 11月の京都府は、暑くはないけど、ここまでしないと耐えられないほど寒くはありません。9歳から1歳まで8ニャン全員いますが、わかりますか?

猫団子

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