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ペットがアトピーを防ぐ? [ 米国調査 ]

ペロリンする猫

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1歳まで犬や猫を2匹以上飼っている家庭で育った子供は、6~7歳時にアトピー性疾患にかかっている確率が、他の子供の約半分であることがわかった。

米国で行われたコホート追跡調査「Childhood Allergy Study」の結果で、Journal of American Medical Association(JAMA)誌8月28日号に掲載された。

犬や猫を飼っていると、子供が喘息やアトピー性皮膚炎などになりやすい--。一般にはそう信じられているが、農場で育った子供にはアトピー性疾患が少ないとの報告もあり、「本当にペットが悪いのか」は実はよく分かっていなかった。

そこで、米国Georgia医科大学小児科のDennis R. Ownby氏らは、新生児474人とその両親に協力を要請。1歳時のペット飼育状況と、6~7歳時のアトピー性疾患発症率との相関を調べた。

研究グループは、子供が6~7歳になった時点で6種類の抗原を用いたプリック試験を行い、一つでも陽性となった場合を「アトピー性疾患あり」と判定した。すると、ペットなし家庭の子供は33.6%、ペット1匹家庭の子供は34.3%がアトピー性疾患に罹患していたのに対し、ペットが2匹以上いる環境で乳児期を過ごした子供では、アトピー性疾患の発症率が15.4%と有意に低かった。喘息の発症率も、ペットが2匹以上いる家庭の子供で低い傾向があったという。

興味深いのは、ペットが2匹以上いる家庭で育った子供の場合、犬や猫だけでなく、花粉やカビなど他の抗原に対しても他の子供より抵抗性があった点。研究グループは「免疫系が成熟する時期に複数のペットと触れ合うことで、様々な抗原に対するアレルギー性反応が抑えられるのではないか」と推測している。

(2002年 8月29日NIKKEI Biz Tech News )

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