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「 エディー・マーフィ ドクター・ドリトル 」(映画)

キャスト:エディー・マーフィ、オシー・デイビス、オリバー・プラット、他
監督:ベティ・トーマス
音楽:リチャード・ギブス
原作:ヒュー・ロフティング「ドリトル先生」
本編:86分 英語
登場ニャン物=ジェイク(サーカスのトラ)、精神科医の飼い猫
登場動物=ラッキー(犬)、ロドニー(モルモット)、フクロウ、ドブネズミ、サル、ヒツジ、ウマ、アヒル、その他大勢

 

 

【推薦:管理人】

ジョン・ドリトルは、子供時代、動物と話すことができた。ところが大人は誰も信じてくれず、それどころか、我が子の精神状態を心配した大人により、愛犬は連れ去られてしまう。

以来、ジョンは動物達にすっかり心を閉ざしてしまった。

月日はすぎて、30年後。

ジョンは大学の医学部を首席で卒業し、今は(人間の)医者として、パートナーとクリニックを経営していた。大きな病院との合併話も進んでいる。家に帰れば美しい妻と可愛い娘たち。順風満帆な人生を謳歌中・・・平凡でつまらない頭の大人達の一人として。

ある日、車を運転中に、野良犬をひきそうになる。その瞬間、昔の能力・・・動物と話ができる力がよみがえってしまう。その数日後、同じ犬が保健所に連れて行かれるところに遭遇し、なぜか犬を引き出して家族に迎えてしまう。

それからが大騒ぎ。

「動物と話ができる人間の医者」のウワサはあっというまに動物界に広がり、患畜が押し寄せてくる。ヒツジ、ヤギ、アヒル、ブタ、ペンギン、ニワトリ、ハト、イヌ、フクロウ、アル中のサル。ジョンは最初は戸惑い、怒り、追い払おうとするが、結局は治療してあげる。近眼のウマに眼鏡を作ったり、ハナ夫婦の悩みを聞いたり。

動物達は、ジョンに治してもらうと、心から喜んでくれた。最初は自ら精神科に飛び込むほど悩んだジョンも、次第に医者として、「治療する喜び」を思いだし始めていた。

そんなある日、自殺志願のトラと会う。トラは重大な病気を抱えていて、苦しさのあまり死のうとしていたのだ・・・

*   *   *

ヒュー・ロフティングの名作「ドリトル先生」の大胆なリメイク映画。リメイクというより、「元は人間の医者」と「動物と話せる」と「患畜が押し寄せ馬に眼鏡」以外は全部、全く新しい創作だ。

この映画を見て改めて、エディ・マーフィってすごい俳優だと思う。もしこの映画を平凡な俳優が演じていたら、ただの「お子ちゃま映画」になっていたかもしれない。が、そこは天下のエディ・マーフィ。マシンガントークが冴えわたり、アップテンポで息もつかせない展開、一瞬たりとも観客を飽きさせない。

まさにドタバタコメディだが、面白可笑しいだけではない。

犬のラッキーの言葉。「自然に逆らうな。あんたは動物の言葉がわかる医者なんだろう。じゃ、それらしく生きろよ」

自分の能力を、それが良いものだろうと悪いものだろうと、ありのままにそのまま受け止て、「自然にさからわず」「らしく生きる」。それが大切なのである。自分らしく生き始めた後のジョンは、実に生き生きとして楽しそうだ。

それから、命に差別はないこと。

ジョンは、ドブネズミの命を救うためなら、口移しの人工呼吸もいとわない。大病院との合併という「経済的に」重要な会見をすっぽかして、トラの命を救おうと奔走する。

そんなジョンのまっすぐな姿は感動的だ。ドブネズミも言う。
「なぜって、あんた・・・いいやつだから」
そして、ジョンは、自分が 「動物を愛している」こと、それも、心から愛していることを認めざるを得ない。

動物映画だからと子供だけでなく、お父さんお母さんもにも見てほしい映画です。むしろ大人にこそ、見てほしいかも。お薦め。

(2015.11.12.)
★面白さ5:猫度3:おすすめ度5

 

※「ドクタードリトル」シリーズ

  1. ドクタードリトル1
  2. ドクタードリトル2

 

Doctor Dolittle 1

Doctor Dolittle 1

*本の中身の画像は、著作権法に配慮し、あえてボカシを入れています。ご理解ください。

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